はじめにお断りしておきます。
これは、自然の狩りの様子です。
沙羅がごろにゃんとしていたかと思ったら、
急に一点を見つめ出し、私を置いて飛んでった。
仕留めた
子どもたちを 呼ぶ
左から、さつま。ミーシャ。とんとん。
ちょいと の子どもが、ご飯を食べに出て来るようになりました。
キジトラ白と、黒と、灰白の3匹。
ちょいと の子どもたちはホントに自由です。
親が呼んでも寝むたければ出て来ない。
だから3匹が一緒にご飯を食べる写真は・・・撮れない
一方、ちょいとの妹-沙羅の子育ては軍隊並み
横向いてる沙羅 ( 右 ) 、境界線を作ってます。
子供は、沙羅の許可が出るまでこっちに来てはいけない。
ご飯はまず沙羅 ( 親 ) が食べる。
子供たちは、沙羅が食べるのを2メートルくらい離れた所で見ている。
沙羅が「ぴっ」と、笛のような声を発すると、子供が飛んでくる。
「ぴっ」は「ヨシ、来い」という意味のようです。
「ぴっ」がないと、3匹並んでいつまでも待機です。ねっ、統制とれてるでしょう?
沙羅は、去年の子供にもスパルタ教育だったそうです。
子供がもう少し大きくなると、喧嘩の技を教え込んだりもします。
子供たちが沙羅の周りを円状に囲み ( 去年は5匹でした ) 、
沙羅は「かかってきなさい」と言うと、子供たちは沙羅めがけて突進。
沙羅は子供を ちぎっては投げ、ちぎっては投げする。
大勢でお相撲さんに飛びついて、ちぎっては投げ ちぎっては投げ される
子供の映像ありますね、想像してください、それとおんなじ。(笑)
同じ親から生れたのに、本当にちょいとと沙羅は正反対です。
前述の通り、ちょいと の教育方針はゆるゆるで「なお~ん」と呼んでも誰も来ない。
なめられてんのかって感じが、見ていて可笑しい。
呼んでも子供たちが来てくれないと、親の方がご飯を咥えて持って行く。
ところが途中で誘惑に負けちゃったんでしょうね。咥えてたご飯をゴクンと食べちゃう。
ちょいとは、食いしん坊だから「ご飯って美味しいのよ」っていうことを教育しているようです。
あらあら。ちょいと 待ちきれずに子供の皿に首つっこんだ。
散在ガ池でお会いしたアイリッシュセッターの飼い主さんは、お会いした時に
「六国見は涼しくなってからじゃないと行かない」とおっしゃってました。
でも、私が道を聞いたら「迷うといけないから」と案内してくださるというのです。
鎌倉在住の方って、いつもほんっとに親切にして下さる。
この方もまごうことなき鎌倉観光大使だ。
うううっ。(むせび泣き)
正面に見える山が、六国見なんだそうです。
ここが、肝心。
下に行くグネグネ曲がった道は、明月院経由北鎌倉行きの道。
六国見に登るには、真直ぐに進むんだそうです。
大使、凄い健脚です。
わんちゃんがまた、凄いスピードなの。
写真がブレてるのは、私がついて行けずに ぜいぜいはあはあ してるから。
「一本道だからね、自分のペースで来ればいいからね。」と、優しく労わってくれるけど、
お待たせしちゃ申し訳けない。
・・・息が切れる。
ハイキングというよりエクササイズだわ、こりゃ。
そうか、あのオジサマ、大使じゃなくて、隊長だ。
ほれ、ちょっと前に流行ったアレですよ、ビリーズブートキャンプの隊長。
おおお、着いた。展望台だ。
お山の上にチョコンと見えるのは、大使 もとい、隊長の後頭部。
六国見から、鎌倉を望む。遠く逗子マリーナまで見えます。
まわれ右をすれば、横須賀や横浜も見える。
わんちゃん、日蔭をちゃんと知っている。
気持ちよさそうだ。
展望台から見える下の道は、北鎌倉に降りる道なんだそうです。
道すがら ( もちろんゼイゼイ言いながら )
「お買い物は、どの辺でされるんですか」と聞いたら、大船なんだって。
「いいなあ、実は今日、レンバイ (鎌倉市農協連即売所) に寄ってきたんだけど、
山を越えるのに野菜は買えないと思って我慢してきたんです。だからコレ。
軽い干しシイタケだけ。」と、手に持っていた干しシイタケの袋を振って見せた。
隊長は突然 大爆笑しました。
「いや、さっきから、何持ってんのかと思ったんだよ。
シイタケだったのか。」
隊長は大船駅のおススメの商店街までの道順を、さっきと同様 とても詳しく教えてくれました。
「大船までは行かれないけど、迷わない所まで送って行こう」
結局、隊長は常楽寺の交差点まで送ってくださいました。
途中で隊長の携帯鳴ったみたいだけど、スルーしてたの。
私と別れた途端、電話を掛け直してたけど、心配した家族の方からの電話だったんじゃないかな。
隊長、お世話になりました。
ほんとうに、どうも、ありがとうございました。
いつものことだけど、1人でもあっちこっち彷徨い歩いてます。
現在13時32分。
鎌倉駅を歩き出したのが11時だから、休みなしで2時間半も歩いていたわけだ。
今日の最終目的地は六国見です。
以前、鎌倉在住の素敵マダムにお会いして「散在ガ池と六国見に、是非行ってみて」と
勧められ、気になっていたのになかなか来る機会がなかった所です。
そうこうする内、六国見は『最後から二番目の恋』のスペシャルのロケ地になった。
和平 (中井貴一) さんが、千明 (小泉今日子) に、
「ムシャクシャした時は、仕事サボったら? 付き合いますよ」と言われ、
仕事サボって行った先が、六国見だった。
「仕事サボってまで鎌倉案内してるなんて。根っからの鎌倉推進オジサンなんですね」
和平さんは千明にそう言われます。
そんなシーンで使われるくらいだから、ホントにおススメ絶景スポットなんだろうと期待値は高まった。
そんなワケで六国見を目指しているのですが・・・。
《鎌倉の公園》は、渋谷区在住の私の、公園に対する概念を変えてくれます。
都内の公園は、せせこましい敷地に遊具があり、ボール遊びは禁止。
鎌倉の公園は、ただの原っぱだったり、大森林だったり、沼地や池があって遊び方は自由です。
そんな鎌倉の公園で、最強なのは、久木大地公園。
ホントに凄いんだから。
※ 久木大地公園の話はまたいずれ。
あっ、玉ねぎ干してる。
そういえば昨年、宇田川農園さんで買った玉ねぎ、友達に羨ましがられたっけ。
玉ねぎの茎をまとめて芋ずる式になっているんですが、
こんな風になっていると《もち》が違うんですって。
六丁目公園から散在ガ池まで、一直線の緑道が続きます。
鎌倉湖畔通りって、素敵なネーミングだわ。
散在ガ池が別名、鎌倉湖というからだけど、
・・・ん? 散在ガ池って、池なの、湖なの?
緑道の真ん中にバス通り。
ここは「半僧坊下」と書いてある。
散在ガ池に行くには、この先の緑道を更に進むのかな。
突き当たったところが、公園みたいだ。
でも、南口の入口って、左かなぁ、それとも右?
右のようです。
ちょっと先に入口らしきものが見える。
あった。入口。
ちょっと見にくいけど、南口の入口からルートがふたつある。
ひとつは「馬の背の小径」
もうひとつが「のんびり小径」
馬の背というくらいだから健脚用かしら。
よーし、馬の背、行ってみよう!
馬の背の小径から、さっき歩いてきた緑道が見えます。
へぇ。
この公園は、喫煙OKなんだ。
最近はタバコが吸える公園なんてないでしょ?
特にこういった森林公園では「山火事」の為に、絶対禁煙っていうところが多いのに意外です。
散在ガ池っていうのに、池が全然見えません。
静かなベンチ見つけた。お弁当、ここで食べよう。
お弁当、ボケタ。
下り出したら、やっと池らしきものが。。。
どれだけ高低差があるのかな。
池だ~っ!
歩け歩けの方たちは、この辺でお弁当食べたんでしょうか。
※ 歩け歩け団体には参加できませんでしたが、ひとりで同じコースをたどっています。
おお、この公園も、久木大地公園と同じく冒険心をくすぐられる公園だ。
鯉もいっぱい。
畔のベンチで、犬をつれたオジサマに会いました。
実家で飼っていたアフガンハウンドに 体形が似ていたので、
「アフガンですか」と聞いたら、アイリッシュセッターという品種なんだそうです。
「触らせていただいてもいいですか?」と聞いたら、OKのわんちゃんでした。
わんちゃん撫で撫でしながら、御主人と雑談。
どこから来たの ⇔ 渋谷 どこに行くの ⇔ 六国見
鎌倉はよく来るの ⇔ 月に一回のペース 鎌倉好きなんだ ⇔ うんとても
「六国見かぁ。僕は冬しか行かないな。暑いからねぇ」とのこと。
六国見への行き方おぼろげだったので、教えていただこう。
御主人のイメージは、そうだなぁ、外国暮らしの経験がある、学者さんって感じかな。
さよならの時、さっと立って帽子をすっと取り一礼された姿が、まさに紳士でした。
道の教え方も滅茶苦茶お上手だったから、この方も、まごうことなき《鎌倉大使》だ。
大使とわんちゃんに別れを告げ、復路は「のんびり小径」を歩きます。
のんびり小径は、さっきの馬の背と趣きが違う。
大使も、往路は馬の背、復路はのんびり を選んだのは正解とおっしゃってた。
簡単な竹垣の下は、、、
はるか下が、池です。
なんかこの看板、笑える。
ああ、ここにもイワタバコ
大使&わんちゃんが、追いついた。
「この先にベンチがあるから、そこにいるね」と、追い抜いていく。
ふうっ、凄いスピードだ。
ベンチで休憩中のわんちゃんの写真、お断りして撮らせていただく。
「この子ね、写真撮ろうとすると、必ず横向いちゃうんだよね」と御主人。
恥ずかしがりやなのかな、御主人の方を見ています。
わんちゃん、いや違った! 私の息が整うまで、しばし歓談。
大使が、さっきの説明で分からないと気の毒だから、六国見まで連れてってあげると言うの。
「ええ~、いいんですかぁ~」
「全然 問題ない」
ということで、お言葉に甘えて、六国見を案内していただくことになりました。
つづく