ゆまにて 動物日記

〔ゆまにて〕は、ヒューマニティーからの造語。でも動物との交流がメインです

九品仏 浄真寺

 

ほほほ。

へっぴり腰のにゃんこがいる。

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怖くないよーと声をかけましたが、ダメでした。

 

見事な枝垂れ梅

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ギリギリの時期でしたが、梅見に間に合いました。

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しかし、このお寺の梅林は見事だ。

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こんなに梅を見たのは、初めてかもしれない。。。

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して。。。

今日 やって来ているのは、東京の、西南部にあるお寺

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九品仏です。

正確には、九品仏浄真寺といいます。

 

立派なご門だ

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九品仏との出会いは15歳でした。

九品仏は、私の家から学校を通り越し、ずっどすっと先にある場所。

つまり学校から家への真逆の方向です。

そんな九品仏に行くのは参拝ではなしに、食べ物につられてでした。

 

九品仏の参道に甘味処があって、同級生と大挙して通っていたんです。

いつも5~6人だったかな。

「さんどー行く?」

「行く行く!」

こんな会話になって、放課後、みんなで行きました。

 

茶店の名前は『参道』といいました。

お汁粉や、ところてん、あんみつと何を頼んでも全部美味しかったけれど、一番人気はお茶漬けでした。

 

でも、お茶漬けに遭遇する確立は低い。

ご飯物の用意が少ないんだか、私たちが食べつくしたからなんだか、

記憶はあいまいですが、とにかく「残り2食しかありません」みたいなことが多かった。

 

美味しかったなぁ、『参道』のお茶漬け

 

 

参道、参道、、、と探しましたが、ない!

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工事中の白いフェンスの、確かあの辺にあったと思うんだが。。。

 

しょぼん

35年も前のことなんだもの、仕方ない・・・・

 

 

参道のお茶漬けが目当てでやって来たんですが、お寺さんに行ってみます。

ということで、見つけたのが境内のこの梅林です。

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恥ずかしながら、九品仏に来てもお寺さんの門をくぐることがなく。

こんなに凄いお寺だったと初めて知りました。

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立派な銅葺きの屋根の本堂。

このお寺の正式名称は「九品山 唯在念仏院 浄眞寺」というんだそうで、

九躰 ( 九品 ) の阿弥陀佛をご安置していることから「九品仏」と呼ばれるようになったらしい。

 

見事な緑の絨毯。

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グランドカバーとして人気の龍の髭ですが、こんなに見事な群生はなかなかない。

惚れ惚れします。

 

こちらのお寺は、どこを切り取っても絵になる。

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隅から隅まで清められていて、お手入れが行き届いている。

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鐘楼も見事

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そうか、こんなに立派で由緒あるお寺さんだったとは。

この記事を書くにあたって、浄真寺さんのHPも見て驚きました。

「境内には古木が多く、カヤの大木は樹齢700年以上、イチョウは樹齢300年ともいわれており、また周囲の土手はこの地がかつて奥沢城であった名残で、鎌倉期における建築学上「土塁」の形態を示すものとして重要な資料であります」とも書いてありました。

 

浄真寺さん、見どころ満載。

夏にはさぎ草、秋には紅葉も素晴らしいらしい。

またひとつ、素敵な場所に出会いました。

kuhombutsu.jp

 

 

追記

境内にあった古い建物

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『参道』という名の茶店は、ちょうどこんな造りでした。